ふるさとを知り、ふるさとを愛し、ふるさとに生きる生徒たちを育てます。

地域とともに学び続ける学校

佐久市立望月中学校長　飯島廣樹

  望月中学校は昭和４０年４月に開校し、その歴史は鹿曲川の清流の如く望月に脈々と流れる深い学校愛と篤い郷土愛とに支えられて、本年開校５９年目を迎えます。開校当時、町は財政的に逼迫した事情にありましたが、「町の発展の根源は、教育にあり」として、校舎の新改築や設備備品等教育の充実に力を注いでいただきました。
開校当時は、２４学級、生徒数は１０４８名でしたが、幾星霜を経て、現在は９学級、生徒数１６７名と、少子化の影響が本校にも大きく及んでいます。しかし、地域の方々の学校に寄せる温かなまなざしは変わることはありません。現在も本校を広い視野から見守り、様々な方面において手厚く援助をしていただいております。
平成２９年には、五カ年計画で進めていただいた新校舎が完成しました。昇降口正面の大きなガラス窓からは、四季の色を帯びた温かい光が差し込んでいます。校舎の至る所から蓼科や八ヶ岳の山々が垣間見えます。冷暖房も完備され、一人一台端末の環境も整備していただいています。こうした恵まれた学習環境の中で生徒たちが安心して学校生活を送ることができること、大変ありがたいことであります。

本校の学校目標は「自主・自律・愛他」です。
・自ら課題を見つけ、自ら考えて解決していく力　―　自主
・自らを律しつつ、主体的に判断し、行動できる力　―　自律
・他人と協調し、他人を思いやる心や感謝の心　―　愛他
生徒たちは、この大切な３つの目標を念頭に置きながら、日々の学校生活　〜授業、学級活動、生徒会活動、行事、部活動〜　に一生懸命取り組んでいます。

これまで先輩方が築いてきた輝かしい歴史と伝統を受け継ぎ、これからの未来に向け職員と生徒が一丸となって、地域とともに学び続ける学校を目指していきたいと思います。